作業エージェント「Cowork」がPCの外に出た
2026年7月7日、Anthropic が作業エージェント Cowork を Web ブラウザとモバイルアプリへ拡大すると発表しました。これまではデスクトップ限定でしたが、今回の拡大で スマホからでも仕事を頼んだり、進み具合を確認したりできるようになります。
先に、いちばん大事な注意点から。今回はベータ提供で、まず Max プランの加入者から段階的に広がります(詳しくは後述)。「自分の Claude には Cowork が見当たらない」——それは不具合ではなく、この提供範囲のためです。
Cowork のように、質問に答えるだけでなく 自分で手順を進めて作業を片づけるタイプの機能は、一般に AIエージェント と呼ばれます。今回の拡大で、その「働く場所」がパソコンの前だけではなくなった、というのが今回のニュースの核心です。
クラウドで動き続け、スマホで進捗が見える
発表内容を、事実ベースで整理します。
- 発表日:2026年7月7日
- 提供元:Anthropic
- 変わったこと:デスクトップ限定だった Cowork が、Web・モバイルにも対応
- クラウド実行:頼んだタスクはクラウドで継続実行され、PC を閉じても処理が進む
- 進捗確認:スマホから途中経過をチェックできる
- 提供範囲:ベータ。まず Max プランから段階展開(8月5日まで利用上限を倍増)
いちばんの変化は、作業が自分の手元の端末に縛られなくなった点です。これまでは「PC を開いてアプリを立ち上げている間だけ動く」イメージでしたが、クラウドで動き続けるなら、席を立っても・移動中でも処理は進みます。長めの調べものや資料づくりを頼んで、あとからスマホで「どこまで進んだかな」と覗く——そんな使い方が想定されています。
提供範囲には注意が必要です。当初は Max プラン向けのベータで、ここから順次広がっていくと見られます。無料プランや下位プランではまだ使えないため、「試したいのに出てこない」場合は、まず自分のプランを確認するのが早道です。機能や対象プランは今後変わり得るので、実際に使えるかどうかは公式の最新情報をあわせて確認してください。
AIエージェントが“コーディング以外”に広がってきた
今回もうひとつ見逃せないのが、Anthropic の公開データです。Cowork の 利用の9割超が「コーディング以外の日常業務」だといいます。
AI エージェントというと、これまではプログラミング(コード生成)の文脈で語られることが多いものでした。それが、資料の下調べ・情報の整理・文章づくりといった、ふつうのオフィス仕事にも使われ始めている——数字はそれを示しています。「エンジニアのための道具」から「働く人みんなの道具」へ、対象が広がりつつある、と言い換えてもいいかもしれません。
ただ、期待とあわせて現実的な目も要ります。エージェントに任せた作業も、間違いがまざることはあります。特に人に渡す資料や数字は、結果を鵜呑みにせず自分で見直す——少なくともベータのうちは、その一手間を前提にしておくのが安全だと思います。まずは、失敗しても困らない下調べや下書きあたりから試すのが現実的でしょう。
使えるプランなら、まず調べものと下書きから
- 2026年7月7日、Anthropic が作業エージェント Cowork を Web・モバイルへ拡大。タスクは クラウドで動き続け、PC を閉じてもスマホで進捗を確認できます。
- 公開データでは 利用の9割超がコーディング以外の日常業務。AI エージェントが、ふつうのオフィス仕事にも広がってきています。
- ただし当初は Max プラン向けのベータ(8月5日まで利用上限を倍増)。使えない場合はプランを確認し、詳細は公式の最新情報を確認してください。任せた結果は見直す前提で。
出典:Anthropic 公式ブログ「Cowork on web and mobile」/ TechCrunch「The coding agent wars are spilling into the rest of the office with Claude Cowork」/ VentureBeat「Anthropic brings Claude Cowork to mobile and web as usage data shows most users aren't coding」
